事例7−2
右折車との衝突を避けた直進車が・・・
事故の概要
 加害者Aの運転する普通乗用車(タクシー。以下「A車」)、平成11年9月2
 5日午前2時35分頃、前方の信号に従い右折を開始したところ、対向車線を
 直進してきた被害者B
の運転する普通乗用車(以下「B車」)が、右折動作に危険
 を感じて、咄嗟に左にハンドルを切ったため、B車の前方左側に駐車中の車両
 に玉突き衝突した。
 ■加害者Aの主張
    加害者Aは対向車両との車間距離が充分にあることを確認して右折を始
    め、右折を終えた時、後方で衝突する音を聞いた。仮にAが距離に判断
    を誤ったとしても、B車が制限速度をはるかに超える相当な速度で走行
    してきたからである。従って、被害者Bに80%以上の過失がある。
 ■被害者Bの主張
    被害者Bは交差点を直進しようとしたところ、対向してきたA車が右折
    を始めたため、危険を感じ咄嗟に左にハンドルを切り、駐車車両に衝突
    した。
裁判所の判断
平成13年1月26日 大阪地裁判決
「直進車20%・右折車80%の過失割合」
 加害者Aは、B車が一つ先の信号のどの辺りにいたのか、ひとつ先の信号がど
 のくらい離れているのかについて明確に証言することができないことなどから、
 対向車両の安全を充分に確認していなかった過失
が認められる。
 また被害者Bにも、
A車が一旦停止後右折を始めたのか、交差点に進入してそ
 のまま右折を始めたのかが明らかでないなど、A車の動静を充分に確認してい
 なかった過失
が認められる。
 そして、加害者Aの過失が大きいことは明らかであり、加害者Aと被害者Bと
 の過失割合は80%対20%と認めた。


 普段、交差点を直進する時や右折する時に
  「あの車は停止状態から動こうとしている・・・」
  「あのバイクはこの分だと自分より先に交差点に入る」
 などなど、他の車両について“充分に確認”しています?

 「事故」と言う結果になれば、そういうところが問われ
 ちゃうってことですよね。
 
 じゃあ、あなたはどういう運転しますか?
       又は、どういう運転をすべきと考えますか?


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